AD02 ラクーン 低速だけすごく濃い時
自分のラクーン。今はNS50Fのキャブが付いているのですが、なぜがアイドリングからの立ち上がりでものすごく燃調が濃いんです。
擬音にするならズブズブブブ…ブイ―ーン…って感じで加速していく。
白煙も出るし、明らかにかぶっている感じ。
ここ最近この症状が顕著になって困っていたのですが、シリンダーをばらしたついでにキャブを分解したときに原因が分かりました。
上の画像には写ってませんが、原因はキャブのフロートを支えるピンを入れる穴が半分欠けていた事!
要は、フロートが完全に機能せず、オーバーフロー気味になっていたということらしいのです。走行中は燃料が多く消費されるから支障はないけど、アイドリング中は軽度のオーバーフローをおこして、それが吸われてめちゃくちゃに濃くなる。
現に、キャブの空気の通り道はかなり湿っていました。
取り外したシリンダーもかなりべちょべちょ。これじゃパワーでないよなぁ。
半分浮き上がっていたフロートのピンを接着剤で固定してあげます。
浮き上がらない様に適当なもので固定。
このやり方は簡単に直せるけど、フロート部分を分解できなくなるのが難点です。
硬化後、エンジンに組み付け。今までの様な濃い感じは無くなりました。
確か、前のラクーンのキャブも同じ様な感じでフロートが外れてズブズブに濃かったんだよなぁ。NS系のキャブの持病なのかもしれません。