おぼえがき

バイク好きが高じてちょっとしたバイク屋みたいなことをはじめました。ネット専門ですがよろしくお願いします!【ジモティー】 https://jmty.jp/profiles/53154b50af8d3510bd00016b

V125で450キロひたすら高速を走ってきたという話

 

はじめに書いておきますが、自分のアドレスは160にボアアップして白ナンバーを取って高速を走行しています。

 

自分のアドレスも、ボアアップしてから4000キロ近く走っているのでだいぶ耐久性は実証されてきた感じでした。ボアアップしたアドレスは街乗りで走る分には速さも身軽さも必要十分。これで高速道路も問題なく走れるようなら最強なバイクになり得るのではと考え今回の話に至ります。

 

で、行ってきました。

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東名川崎から京都東までひたすらバイクを飛ばす。深夜割引狙いなので走行は真夜中から朝にかけて。

 

こんだけ走って分かった事は……絶対に面白半分で高速に乗るな…!!ということ^^;

ま~~笑えないくらいしんどかったです。静岡や名古屋あたりは風も強くて、軽すぎるアドレスの車体は常時ぐわんぐわん揺れるし、時速100キロあたりで走ると油温がどんどん上昇していってシリンダーに付けた油温計がおそらく160℃くらいまで上がってたと思います。自分のアドレスは140℃を超えると点灯する油温計を付けていたのですが、街乗りでは点灯したことの無いそれが高速そうこうではほぼ付きっぱなし。90キロくらいで走れば油温の上昇は抑えられましたが、真夏はそうもいかないでしょう。

さらに、自分のアドレスは規制後のECUがついています。確か8600rpmでECUが遅角させて、9600rpmでフューエルカットされる仕様だったと思います。

 

普段の走行では意識することもない数字ですが、高速だと容易くリミッターにぶち当たります。速度で言うと100キロ超えたあたりで「ボボボボボ」と言ってフューエルカットされているのが体感で分かります。なので下り坂でも最高速は105キロくらいが限界かなと。ハイギアなんかを入れればもう少し上げられるんでしょうけどね。ちなみに駆動系は完全ノーマルですが。

 

とはいってもアドレスの実走行で105キロ以上出したくはありません。10インチのタイヤに軽量な車体では安定性はまるでなくて、車体がバラバラになるんじゃないかと本当に怖くなるほど不安定になります。

 

加えて怖いのがガソリンの残量。リッター27くらいしか出ないのでガソリンの減りがすごい。アドレスのタンクは6Lなので160キロ走るという計算になりますが、ガス欠までギリギリ走るというのは現実的ではないので大体120キロくらいで給油という事になります。これだと京都に行くまで3回は給油をする必要があるので、ガソリンスタンドの配置についてはちゃんと考えて走行しなくてはいけません。これが地味にストレスです。

 

 

とはいっても走るのが大変、というだけで走り切るのはできます。正直バイクが壊れるよりも人間の肉体と精神が早くダメになります。深夜の高速を飛ばされそうになりながら走ると気が狂いそうになります。

心配していたパンクやベルト切れ、焼き付きやオーバーヒートなんかは一切なく、機械は思いのほか丈夫みたいです。リミッターが効いていたから負担が減ったというのはあると思いますが、それにしてもアドレスは頑丈なバイクでした。

 

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出かける前のアドレス

 

 

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アドレスat京都

 

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往復後のトリップメーター