V125キャブ化 NS系インシュレーター流用で思いのほか簡単にできてしまった
前々から自作FIコントローラやO2キャンセラやら色々やってきたアドレスですが、やっぱりFIはブラックボックス。メーカーから出ているサブコンを付ければ自由にセッティングできるんだろうけど、そこはケチ精神がはたらいて購入までは踏み込めなかった…!
おまけに回転数を上げすぎるとリミッターがかかってしまうので高速を走るとストレスです。
キャブにできたらセッティングも自由だし楽なんだけどなぁ
なんて思ってはいたのですが検索しても事例がない。キャブ化キットなんかが出ていれば付けたかったのですが、そんな時代を逆行する商品は売れないんでしょうね。しかもアドレスで。
そんなことを思いながらアドレスのスロットルボディを眺めていると
……なんかこれ、NS系のキャブと取り付けピッチが同じでは??
で、NSR50用のインシュレーターを付けてみると
キジマ(Kijima) ラバーインシュレーター ピッチ48 PE24対応(31mm径) K507-601
あっ!!!!
まさかのポン付きかよ!!!!
全く寸法が同じでした。最初から想定したようなシンデレラフィットです。
もしかしてこの流用は周知の事実なのか??と思うレベルなのですが実際どうなんでしょうね。
ここまで来てしまうともう走らせたい気持ちが止まりません。
キャブが付くと分かってしまえばゴールは近いはず。
まずはスロットルワイヤーを作ります。
普通のPE用のワイヤーだと長さが全く足りないのでアドレス純正のワイヤーをどうにか加工します。
純正のタイコ?が一回り大きかったので切りました。そこをギボシでカシメて
タイコ替わり。はんだで固めて完成です。
取り付けました。配線がごちゃごちゃですが上から見た図。
DCPの取り付け部は適当な接着剤でメクラしました。
無理やり~な感じでキャブがついてます。メットインを取り付けると干渉するので少し加工が必要かもしれません。
取り付けの際DCPを外すのですがこの時注意。燃料ホースが2本つながっているのですが、どちらを外してもガソリンが噴出してきます。適当な携行缶に移せるように準備しておくと良いです。
位置の低い方の燃料ホースが内径10㎜高い方の燃料ホースが内径8㎜です。
キャブ化にあたり高い方の燃料ホースは必要ないのでボルトをぶち込み液面よりも上に固定してとりあえず漏れないようにしてあげました。
それで10㎜のホースを使うのですがキャブのホースは内径5㎜
良いアダプタがないので10㎜→8㎜→5㎜と内径を変換しまくり何とか取り付け。
途中に燃料コックを付けたので本当につぎはぎです。
で、ようやくエンジン始動!
思いのほか簡単にかかってしまいました。
とりあえず簡単にセッティングを合わせて走ってみると
お、音がキャブ~~!!シュポシュポ言うのがキャブって感じですね!!
FIだとアクセルあけてからほんのすこ~~し遅れて加速する感じがあったのですがキャブだとダイレクトに加速する感じがあります(エアクリをパワフィルに変えたせいかもしれませんが)。
でもPE24だと純正のスロットルボディと大きさがほとんど同じなので別にパワーアップするという訳でもなく。50㏄だと大きすぎる24ですが160㏄だと小さめの感じ。乗りやすいとも言える。
いやでもまさかNSRのインシュレーターがポン付けできるとは。
これならパーツの選択肢も色々ありそうですからね
MJN32なんかも頑張れば付けられそうかも!