CD50 全波整流化への道
CD50、全波整流をしたのですがそれを実装するまでの過程を記事にしていこうと思います。自分のメモを兼ねているので記事としては少し長くなるかもしれませんのでその辺りはご了承ください。
1.発電しなくなった。レギュレータの不調?
走行中、ウインカーが点滅しなくなる。もしかして中華のバッテリーがそろそろ死に際??そう思いバッテリーを交換するもまたバッテリーが上がる。てことはレギュレータか?
そう思いアマゾンで中華のレギュレータを購入
naissant ホンダ HONDA 互換 レギュレーター ディオ トゥデイ リード カブ ジャイロ マグナ ベンリイ などに互換
中華のレギュレータって1000円ちょいで買えるのか…!!
これで治ればいいのだけれど。
しかし!結果は症状が悪化。
どうも中華のレギュレータは中でICで制御されているのか、電圧が極端に低いと全く電気が来なくなります。
反対に純正レギュレータはどんなに発電電圧が低くても整流はしてくれる。
ある程度発電してくるれる状態ならどちらもそんなに違いはないのだろうけど。
ステータコイルの巻き直しへ
レギュレータもバッテリもOKということはいよいよコイルがあやしい。
とりあえずコイルをばらそうとします。
あれ?うちのエンジンは12Vなんだけど…12Vでもコイルが二つのやつがあるんですね。
コイルの状態を確認するためにコイルのボルトを外す。しかしピックアップのコイルがどうしても外れない…!!ペンチでグリグリやっていると
もげた!!!というかもいだ!
どうもステータベースを外した裏側にねじがあったみたいで、横着してコイルだけ外そうとしたのが失敗だった。
そして外したコイルを見てみると、どうも断線してる。
そのままはんだ付けして繋ぎなおしてもいいのですが、ここまでバラしたならコイルを巻きなおしてもいいのでは…??
コイル巻き直しへ
てなわけで買ってきましたエナメル線!それと絶縁と固定用のワニス!
ホームセンターには短いエナメル線しかなかったのでわざわざ秋葉原の電気屋まで出かけて買ってきました。
ワニスを塗りながらコイルを巻いていきます。
巻くのは結構しんどい。巻くだけなんですけど腕が痛くなります。エナメル線がよじれないように注意。
ちなみに巻く線は普通の同線ではダメです。エナメルなど何らかの被膜がないと短絡してコイルが意味をなさなくなります。
ここからは自分で配線を組み直していくわけですが、上のサイトに分かりやすい図が乘っていたので非常に参考になりました。
このサイトを見て思ったのは、全波整流と半波整流はコイルのなかで両立できないものと思っていたんですけど、そうでもないみたい。
純正はコイルを半分に分けて、交流用と直流用に分けているけど、これを分けずにレギュレータレクチファイアに繋げばいちおう問題なく使えるみたい。全波整流するにはコイルを1本にまとめる必要があるから、全波用に加工したコイルからでも純正のレギュレータが使えるなら問題があってからも戻せるから楽です。
使用した全波用のレギュレータはこちら
純正流用は高いので中華です。
配線は
緑→アース
桃→コイル
黄→コイル
赤→バッテリー
です。カプラは純正の4極ではなく6極のがついているので、どちらかを加工しなくてはいけません。
このレギュレータを付けるとメインハーネスの黄色線が余ると思うのですが、それは黒線(キーオン電源)に接続します。これで交流だったヘッドライト等が全て直流になります。
ライトも付き無事作業完了!!
直流でライトがついているので低回転でもちらつきがないのが気持ちいいですね。
HID化は特別予定はないのでほとんど自己満足の世界です。
とりあえず直ってよかったよかった。