XL200 クラッチ交換
古い車体なのでクラッチもだいぶへたっているかなと思い、重い腰を上げます。
腰上も一緒にばらす予定なのでエンジンごとおろします。
さすがに重い。
カバーを外すとこんな感じです。
クラッチの右側についているのがオイルフィルターローター。
これをばらさないとクラッチは外せません。ここにもガスケットが使われているのでクラッチを開ける際には交換する必要があります。ガスケットなんかは部品がまだ出るのがありがたいです。
クラッチとオイルフィルターにはロックナットが使われています。カブのクラッチなんかに使われるあのロックナットと一緒。
クラッチセンターロックナットレンチ ホンダ用 HONDA モンキー ゴリラ カブ バイク オートバイ用 工具 60日保証付
そしてこのクラッチ、なんとNSR50と同じクラッチ板が使われています。なのでクラッチは変え放題です。てことはNSRにXLのクラッチ一式が流用できるかも?ただしXLは5枚クラッチなので注文する枚数を間違えないように注意です。
このロックナットを外す際の回り止めとしてまた特殊工具が必要になります。
これもNSR用のでOK。
キタコ(KITACO) クラッチアウターホルダー(Bタイプ) NSR50/NS-1/CRM80/XR100/TZM50R等 674-1074950
そしてややこしいのはこのシフトスピンドルの取り付け。シフトプレートの横にあるクランクケースの突起にスピンドルのバネを挟んで固定しないとシフトがスカスカになってギアチェンジできません。ケースをよく見るとバネのあった部分だけ削れているのでそこに合わせて固定しましょう。ケースを締める前にちゃんとシフトできるか確認した方が良いです。これで自分は一度組み直す羽目になりました。
キックシャフトはポンチマークがあるのでこれに合わせます。適当につけてしまうとキックがひっかからなくてまた組み直す羽目に。
最後に、ケースを付ける際、画像はないですがクラッチケーブルを取り付ける部分(パーツリストで言うクラッチレバー、名前がややこしい)の窪みをクラッチリフターロッド
の突起と合わせた位置にして組付けて完成です。
適当にばらしてなんとなーく作業してると失敗する部分が多いので気を付けましょう。
自分は3回くらい組み直す羽目になったよ……。