XL200 ピストンリング交換
前々からオイルの減りが早いとは思っていたので腰上をばらします。
本当は丸々一式交換したかったのですが部品が見つからず、かろうじてピストンリングだけ純正が出たので交換します。
いきなりですがばらした後!
35年もののガスケットははがすのに一苦労です。
ピストンは比較的綺麗。リングは新品と比較してだいぶへたっている印象でしたがそんなに問題はなさそう。あれ?
問題なのがシリンダー。かなり長期間放置されていた車体なのか、リングの跡のようなものができています。交換したいけど部品がない~~!!仕方ないので800番でクロスハッチみたいなものをかけます。気休め。
それと左上にOリングが付くのを忘れないように。こちらは純正部品が出ます。
ヘッドもきたない!カスをカッターで削り落としてヤスリをかけます。
そして組付けていくのですが、ヘッドガスケットのベースは純正が出るのですがメタルの方は廃盤!自分はヤフオクで奇跡的にガスケットを買うことができましたが、無い場合は自分でつくらなければいけません。
ここで注意なのがカムチェーン。
縦型エンジンなのでケースの中に落とすと取れなくなります。必ず針金等でつるしておきましょう。
ヘッドカバーは純正で液体ガスケット指定です。
組付ける際にデコンプの突起の位置をよく見てつけないとバルブが押しっぱなしの状態になってしまうので注意です。
そして完成!あとはタペット調整もします。
フライホイール側の点検穴を外して、見にくいですが合わせマークの位置で調整します。
サービスマニュアルによれば
IN、EX共に0.5㎜+-0.2㎜です。
最後に一応キックを回してみて、スムーズに回るかどうか確認しましょう。
XLの腰上、FTRなんかのガスケットやシリンダーが使えそうな気がするんだけど未確認です。詳しい人情報提供いただければ幸いです。