VT250スパーダ ガソリンタンクの穴埋め補修
スパーダのガソリンにじみが以前から気になっていたのですがそろそろ許容できない状態になってきたので補修しようと思います。
燃料コックの隣あたりから垂れた跡があります。
したたってくるほどではありませんがこのまま放置しても穴が広がっていくだけ、なんとか修理したいと思います。
裏に手を回して触ってみると、どうも漏れ箇所のすぐ真上で漏れているみたい。塗装がブヨブヨに浮いていました。
タンクの取り外しは楽。シートとタンクを固定しているボルトを1本外すだけです。
ですが外して置いておいたタンクを2,3回ひっくり返してしまいズタズタな状態に;;
スパーダのタンクは安定感なさすぎる。本当は補修だけして終わりのはずでしたが塗装も一緒にする羽目になりました。
ここが問題の患部。塗装が浮いています。
塗装を剥がすとこんな具合。見事に穴が空いています。
この部分はちょうど窪んでいるので水が溜まるのでしょう。
まずは水とママレモン(これが結構効くらしい)で洗浄。長期保管車両ではないはずですが結構錆が出てきました。
良く乾かしてはんだを盛ります。
板金用のはんだが必要かと思いましたが普通のはんだで問題なく付きました。フラックスもしようしていません。
ダメ押しで上からオートウエルドを盛ります。ここまでやれば大丈夫でしょう。
キズを研磨後、塗装に入ります。タンクをつるしてアクリルのブラックを吹きます。その上からウレタンクリアーを吹きまくる!!
タンクの塗装にウレタンは必須です!缶スプレーだと高いし1回使い切りだけどこれはもう仕方ない。
で、塗る前からなんとな~く分かっていたのですがキズ跡が消えてません。400番で何となく磨いただけでは全くダメみたいです。
パテを盛るか、深く磨き込むべきなのでしょうが…今さら後戻りまで来ません。そのうちタンクパッドで隠します。
で、4回くらいウレタン吹いたところで完了とします。余ったウレタンクリアは他の手持ちの部品の防錆的な感じで使用しました。
バイクを水洗いしてそのままクリアーぶっかけても思いのほかいい感じにツヤツヤになるので雑レストアにいいかも。
白化した樹脂パーツにウレタン吹いてみたらなぜかツヤ黒になりました!耐久性は不明ですが意外といいかも??
そんなこんなでタンクは完成。とりあえず今のところ漏れも無く使えております。