アドレスV125 ボアアップしたので高速を走ろう!
ボアアップして軽二輪登録も済ませたアドレス。
セッティングもあらかた順調で慣らしも200キロ走ったのでそこそこOKかと思い、ついに実行に移そうと覚悟しました。
(念には念を入れて、エンジンに追加でPC用の電動ファンを導入しました。ハリボテですが、確実に効果はあります。)
いちばん緊張したのが料金所。いちどゲートの前にいたおっさんに止められて、ナンバーを確認されました。逆に料金所の受付が、バイクを知らなさそうなお姉さんだった時は何も言われずに普通に通してくれたりと、面白かったです。
はい…!!乗れました!
そして、このブログを書いているということは、無事に帰ってきたという事です。
そこで~アドレスで高速を走ったインプレを少し。
1.なんかすごい見られる
そりゃあそうだ。という感じですが、見られます。後ろから見ればナンバーで軽二輪だと分かりますが、正面から見たらただの原付です。前を走ってる運転手が動揺の目でしきりにミラーを確認してきます。
2.パワー不足
一般道だと困らないスピードが出るアドレスですが、高速に乗れば途端に一番遅い車両になってしまいます。とくに自分の車両は駆動系、マフラー、吸気、ヘッドはノーマルという、本当に排気量だけ軽二輪、というマシンなものですから、頑張っても法定速度で走行するのがギリギリです。0からの加速は悪くないのですが、高速で加速はそんなにいらないんですよね…。
3.意外と走れる
スピードはでませんが、走行安定性という意味ではそんなに不自由はしないと思います。10インチの小さなタイヤだと怖い、なんて言いますが、平坦な路面ならタイヤが大きかろうと小さかろうと変わりません。高速なら大体路面は綺麗ですから、大丈夫です。左側車線で安全運転してる軽なんかにくっついていけば随分楽です。
4.楽しい
信号も歩行者もない広い道をひたすらにエンジン全開で走れる!これはとても楽しいです。軽二輪にしたことで、走れない道路は無い!という感覚を味わえたのは感動でした。
5.高速ってすごい
今回、東京から山梨に高速で出かけたのですが、本当に早くて楽。くねくねする山道を不安定な車体で走行する恐怖はなくなったし、何より時間が短縮されるのが素晴らしいですね。行動範囲が10倍くらい広がった感じです。名古屋でも大阪でも普通にいけそうです。
6.でもやっぱり怖い
走りはまぁ問題ないとして、終始怖かったのがエンジンの耐久性についてです。とくに自分の場合「安物ボアアップキット」+「自作FIコン」+「自分で組んだボアアップ」ですから、信頼性が全くありません。途中でエンジンが動かなくなったら…という恐怖は無くなることはありません。これは場数を積んでエンジンとうまくやっていくしかなさそうです。
いかがでしたでしょうか。やはり原2の車体で高速を走るといいことばかりではないと思います。今回はたまたま問題がなかっただけかもしれませんし、高速で動かなくなればそれこそJAFを呼ぶほかありませんから、大変です。
それでもやっぱり原付は楽しいですね。
後せっかくなので大月で降りて、温泉で癒されてから帰ってきましたよ。いい休日でした。
アドレスV125 簡易的にインジェクションのセッティングをする
ボアアップしたアドレス、そのまま組んだだけだと、まともに走れません。自分の場合にはアイドリングすら数十秒と持たない状況でした。
「やっぱりインジェクションコントローラが必要なのか~~」と出費を覚悟をするものだと思いますが、でもこれ、自作できないかな?と思ってしまったのです。
一般的なコントローラは、センサーや出力の配線に割り込ませるものですから、センサーなんかを少しいじるだけでインジェクションはコントロール可能なのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、DIYでボアアッしたのアドレスをちゃんと走らせることはできます。今回はその方法について、以下で説明していきたいと思います。
※なお、このやり方は自分の車両で現在正常に動いているだけで、他の車両についても同じ結果が得られるとは限りません。また動いたとしても今後何かしらの不具合が出る可能性は一切否定できないものです。
1.吸気温センサ
メットインを外して、エアクリに刺さっている配線です。
ようは温度で抵抗値が変わる抵抗器です。
こちらはサービスマニュアルによれば
5-34【FIシステム】“C21”吸気温センサ(IATS)回路の故障2 | アドレスV125まとめ
20℃ 約2.56㏀
40℃ 約1.20㏀
60℃ 約0.61㏀
80℃ 約0.33㏀
となっているそうです。温度が低ければその分送られる燃料は増えますから、直列で抵抗をかませてあげれば燃料の増量ができますね。
逆に温度センサを取り外して、300Ωくらいの抵抗をかませてあげれば燃料を薄くすることもできそうです。
2.エンジン温度センサ
シリンダーの横に刺さっている金色のセンサです。
こちらも吸気温センサと同じく抵抗器です。変化特性が温度センサの方とは少し違います。
5-32【FIシステム】“C15”エンジン温度センサ(ETS)回路の故障3 | アドレスV125まとめ
20℃ 約13㏀
40℃ 約6.2㏀
80℃ 約1.7㏀
100℃ 約1.0㏀
これも温度が低ければ燃料は多く噴射されますし、高ければ薄くなります。
3.スロットルポジションセンサ
http://www.takegawa.co.jp/user_data/download/save/03141136_514137a2186bf.pdf
こちらはタケガワfiコンの説明書の最終ページに説明があります。
スロポジはおそらく可変抵抗で、アクセルワイヤーを引くと電圧が高くなる、というものです。
2本の+ネジを緩め(結構固い)クリーナー側に倒せば薄く、逆に倒せば濃くなります。
4.アジャストスクリュー
こちらもタケガワの説明書を参考にしてください。これはキャブで言うアイドリングアジャストスクリューで、締めこむとスロットルが少し引かれた状態に、緩めれば引いていない状態にできます。スロポジの調整と一緒にやれば設定の幅が広がります。が、元の位置をしっかり記録しておくように。初期位置が分からなくなるとドツボにはまります。
それで、自分のアドレスですが
スロポジ → エンジン側(濃い方)に0.5ミリ倒す
吸気温センサ → 1.2㏀の抵抗を直列でかませる
エンジン温度センサ → センサを外して17㏀の抵抗をかませる
アジャストスクリュー → 一番下がった所から0.5回転締め
※あと、自分のアドレスにはO2センサーが付いていて、燃調が極端に濃いか薄いときに補正をしてくれるフィードバック制御がはたらくのですが、なぜかエンジン温度センサに上の抵抗をかませたらそれが機能しなくなりました。理由は不明です。
これでアイドリングから全開まで気持ち良く走れてます。プラグを見たら少し濃いくらいですが、ボアアップもしてますし安全重視で濃いくらいがいいかなと思います。
おまけ
セッティングの中でシリンダーのエンジン温度センサを取り外してしまったのですが、折角センサーが純正で付いているので油温計を作ろうと思います。
こちら、何をしているかと言いますと
石油ストーブで過熱したオイルに温度センサを漬け込みまして、温度変化による抵抗値の変化をテスターで観察している所です。サービスマニュアルにも大体の数値は載っていましたが、やはり現物で確認したい!という
暇つぶしです。
以下が温度計の変化とセンサの抵抗値の表です。
温度 | 加熱(1回目) | 減熱(1回目) | 加熱(2回目) | 減熱(2回目) | 平均 |
30 | |||||
35 | 8.20 | ||||
40 | 7.60 | 5.45 | 6 | 6.53 | |
45 | 6.20 | 4.27 | 5.24 | ||
50 | 5.50 | 3.53 | 4.52 | ||
55 | 4.70 | 3.00 | 4.7 | 3.85 | |
60 | 3.70 | 2.47 | 4 | 3.09 | |
65 | 3.20 | 2.03 | 3.6 | 2.62 | |
70 | 2.40 | 1.74 | 3.12 | 2.07 | |
75 | 2.20 | 1.58 | 2.6 | 1.89 | |
80 | 2.10 | 1.44 | 2.12 | 1.55 | 1.77 |
85 | 1.90 | 1.32 | 1.75 | 1.38 | 1.61 |
90 | 1.40 | 1.13 | 1.5 | 1.17 | 1.27 |
95 | 1.20 | 0.97 | 1.29 | 0.98 | 1.09 |
100 | 1.00 | 0.83 | 1.08 | 0.87 | 0.92 |
105 | 0.87 | 0.72 | 0.94 | 0.73 | 0.80 |
110 | 0.75 | 0.62 | 0.8 | 0.64 | 0.69 |
115 | 0.65 | 0.54 | 0.67 | 0.62 | 0.60 |
120 | 0.58 | 0.48 | 0.59 | 0.49 | 0.53 |
125 | 0.50 | 0.42 | 0.52 | 0.43 | 0.46 |
130 | 0.45 | 0.37 | 0.45 | 0.37 | 0.41 |
135 | 0.40 | 0.33 | 0.4 | 0.33 | 0.37 |
140 | 0.35 | 0.29 | 0.35 | 0.3 | 0.32 |
145 | 0.30 | 0.27 | 0.31 | 0.28 | 0.29 |
150 | 0.26 | 0.24 | 0.25 | 0.25 | |
155 | 0.23 | 0.22 | 0.23 | ||
160 | 0.20 |
表の「加熱」は温度が上昇している時の変化。「減熱」は温度が下がっていったときの変化です。結構値が違ってきますね。念のため2回変化を測りました。
この数値で平均を出して、それに対応した値でLEDを点く様にすればそれはもう油温計です。
Arduinoでプログラムを組んで油温計を自作しましたが、配線がごちゃごちゃしてて邪魔だったので、1回乗って外してしまいました(画像はない)
これから分かった事は、エンジンがかなり熱を持ってしまっているということで、30分も普通に走っていたら110℃くらいまで温度が上がってしまうのです。もちろん自作の温度計なので制度はイマイチかもしれませんが、かなり熱を持っていることは確かだと思います。(自分のアドレスはエンジンカバーを取ってしまったから、強制空冷ファンからの風がシリンダーにまわらなくなってしまった、というのが一番の理由だとは思いますが)
それに、プラグを見ると片側だけススが付いていて、もう片方は白かったというのもあります。これはおそらくファンが付いている方だけ冷却されているという証拠でしょう。エンジンがアツアツになるとアイドリングが安定しなくなるのも怖い。
アドレスV125のセッティングはまだまだ続きます…!!!
アドレス V125 ボアアップしたので軽二輪登録してきました。
前回160にボアアップしたアドレス。早速軽二輪登録してきました。
1.大まかな手順
a.市役所で廃車手続き
c.運輸局で書類の提出
d.ナンバー発行
こうして書くと簡単そうに見えますが、書類を書いたり市役所やら運輸局に行ったりするので結構面倒です。この類の施設は平日しかやっていないので、土日休みの人は休みを取らないといけないのも大変だと思います。
2.必要な書類
a.申立書
排気量が変更になったことを申請するための書類。以下の事を書きました。参考にしていただく分には問題ありません。
車両の標示 車名 スズキ
型式
車台番号
原動機の形式
排気量 0.124L(124㎤)
この度ピストン・シリンダーを交換し、排気量が以下の様に変更致しました。
変更前
内径53.5mm 行程55.2mm 総排気量124.0cc
26.75×26.75×3.14×55.2=124㏄
変更後
内径61.0mm 行程55.2mm 総排気量161.2cc
30.5×30.5×3.14×55.2=162㏄
排気量の計算式は 内径の半径×内径の半径×3.14×行程=〇〇㏄ ということになります。
2.諸元表
車体のスペックです。以下はアドレスの諸元ですが、これはスズキのHPを参考にしました。ここまで細かく書く必要はないのかもしれませんが、念のため詳しいのを作っておきます。
【対象車両の諸元】
車名 スズキ
型式 EBJ−CF4MA
認定番号 Ⅱ‐1813
車台番号
全長 1,780mm
全幅 635mm
全高 1,035mm
軸間距離 1,235mm
最低地上高 120mm
シート高 745㎜
車両総重量 101㎏
乗車定員 2人
エンジン形式 F468・強制空冷・4サイクル・単気筒 SOHC
気筒数 単気筒
内径×行程 61.0㎜×55.2㎜
総排気量 0.162L(162㎤)
始動方式 キック・セルフ併用式
前輪 90/90-10 50J
後輪 100/90-10 56J
これに加えて、フレームナンバーと エンジン形式・車体のッ全体を写したの写真も持っていきました。
3.住民票の写し
ふつうの住民票の写しです。
4.ボアアップキットの販売証明
自分の場合はヤフオクで落札した商品だったので、落札画面のコピーを持っていきました。自分は念のため、シリンダーの内径をノギスで測った写真も持っていきました。
5.自賠責の加入
自賠責はフレームナンバーのみで加入できるので、コンビニで軽二輪用の自賠責に入っておきましょう。運輸局でも入れたかと思いますが、コンビニの方が楽かな?
6.廃車証
事前に市役所で廃車していきましょう。合わせて住民票の写しを取っておくと楽。
3.運輸局に行く
必要な書類が揃ったら管轄の運輸局に行きます。
自分の場合、何もかも初めてだったので、「125の原付をボアアップしたので軽二輪登録したんですけど…」
と、書類をもって軽二輪コーナーに何もわからないまま持っていきました。
「まず受付を済ませてからこっちに持ってきてね」
なんと、ここは受付ではなかったらしい。さっそく別の建物の受付へ。
受付の人もかなり困惑していたようで(おそらく新人の方)1人先輩社員が来て5分くらい何か話していました。
その後、改造証明書?みたいな紙を手渡され、変更になったカ所の(排気量)記載を促され、言われるがまま記入。ハンコを押してもらい、さっきのの建物に誘導されました。
思ったより簡単に通った??
軽二輪のカウンターにハンコを押してもらった書類を提出。
「これで有料道路走るの??」
「あの車体に白ナンバーつけたいだけですよ~」
「だよねぇ、あんなんじゃ高速はきついよね」
(ごめんなさい思いっきり高速に乗るつもりです…!)
なんて話しているうちに書類を渡され、車体のスペックやら住所やらを記入していきました。これらの書類は諸元表を見ながら書けば問題なかったです。
そして、待つこと10分くらい。ナンバーが来ました!!
意外とあっけない
!!!
白ナンバーです。ニヤニヤしちゃいますね~~!
アドレスV125 160㏄ボアアップしました
通勤快速として名高いV125。その小柄な車体を活かした身軽さと加速力で、街中の交通では不便を感じる事は殆どないと思います。
しかし、通勤快速だからこそというのでしょうか、実際にV125で通勤してると、同じ車種ですれ違う事がしばしば。自分は片道30分の通勤ですが、3,4台はすれ違います。
しかも、自分と同じ色で同じ型(S)のV125もいたりして、なんかすご~く複雑な気分になります。
やっぱり、オリジナリティが欲しい!
でも、原2スクーターってカスタムしにくいんですよね。モンキーみたいにいじれるカ所が少ないというんでしょうか。いや、やれることは沢山あります。マフラーやエアクリ変えたり、HID化やエンジンカバーを変えたり、ロンホイとか色々。
でもやっぱり原2スクーターは原2スクーターにしかならないと思うんです。素人がいじれるくらいのライトチューンだと特にそう。V125では原付1種と間違えられることもあるくらいですから。
じゃあ、それを逆手にとってカスタムしてやればどうだ…!??
ここでボアアップの案、つまり軽二輪化!という選択肢が出てきます。
前から見たら普通の原付、通り過ぎて後ろを見たら軽二輪のナンバー。このギャップがたまらないと思うんですよ。
そんな訳で、V125ボアアップ計画。
ボアアップも色々なメーカーからキットが出されていますが、私は格安の160㏄ボアアップキットを購入しました…!
【ADDRESS[アドレス]V125/G】TYPHON ボアアップキット 61.0mm 160cc アルミピストン 【3ヶ月保証付き】 3901
お金がない、というのが一番の理由ですが、ネットで情報を漁っていて、この手の安いボアアップキットを試したという記事が1つも見つけられなかった、というのも理由の一つです。物が良いか悪いか、この目で試してみようという訳です。
説明書なんかは一切ないので、本当に初心者の方にはおススメしません。
実際の物がコチラ
シリンダー、結構薄いです
しかし、シリンダー、ピストン共に目立つバリはありませんでした。が、念のためピストン、シリンダ、リングなどの角という角を全てヤスリで磨いてあげます。とはいっても800番と556で少し擦った程度ですが。
早速組み付け……なんですが、すみません画像がほぼありません。
休日1日で突貫工事したもんですから、写真を撮る余裕がなかった。
ここでは、ボアアップの際のちょっとした留意点。はじめてボアアップする時につまずいた箇所をピックアップするにとどめようと思います。
1.エンジンカバーのネジが外れない!!
シリンダーの周りに樹脂製のカバーが付いているのですが、それを止めているネジが固い固い!!しかもプラスネジで、めちゃくちゃなめやすいです。どうしても外れないので、自分はインパクトを使いました。
ベッセル(VESSEL) インパクトドライバー No.240001
インパクトレンチ、と言うとエアツールの方が思い浮かびますが、これは手動。ハンマーでレンチの尻をたたくことで強力な回転を産み出します。エアツールが持てない日曜DIYニストにおすすめです。
2.マフラーを止めているナットが六角レンチ必須!
普通のナットにしてくれればいいのに、なぜか6㎜の六角レンチが必要な仕様になっています。
プロクソン(PROXXON) ヘックスビットソケット 3/8" ロング(80mm) 6mm No.83569
しかもマフラーはかなり奥まった場所にあるので、ソケットレンチで回してやなないと厳しいと思います。これも中々使わない工具ですから。
3.エンジンカバーがまたまた外れない!
ねじが外れても、今度はフレームとエンジンカバーが干渉して、外そうにも外れません(ファン側のエンジンカバーね)。そう、自分はエンジンを積んだままボアアップしたのでこの問題が発生しましたが、エンジンを下ろして作業すれば問題無しです。
結局自分はカバーを真っ二つにへし折って分解しました…!
3.デコンプアームが付かない!!
カムのスプロケにデコンプアームってのが付いてるんですが、バラした挙句戻し方が分からなくなる。ばらす前にちゃんと組み立て方を覚えておく必要があります。
結局自分はデコンプアームは付けず、そのまま組んでしまいました。
まぁ、こんなデコンプをキャンセルする商品も存在する事だし?大丈夫なんではないでしょうか。一応、今のところ不具合はありません。
主な注意点としてはこのくらいでしょうか。
他にも、「上死点はシリンダーとカムスプロケのマークが平行な位置と、ファンの合わせマークが重なる位置で合わせる」とか「カムチェーンアジャスターは締めこむと縮む」とか(何言ってるんだ?と思う方も多いと思いますが、1回ばらせばなるほどとなるハズ…!)そのくらいです。
基本的には、カブやモンキー系エンジンをばらした時の知識でどうにかなります。同じ横型のエンジンですからね。あと、タペットは両方とも0.08mmで調整しました。
インプレ
無事、組みあがりましてセルにてエンジン始動!!
キュルキュル…ドルルルン!
おおっ、ちょっとうるさくなった?振動も大きい?セルもあるおかげで意外とエンジンはすんなりかかりました。
しかし問題発生。アイドリング20秒もするとエンスト。
アクセルをあおるとエンスト。
全く使い物になりません!!!試運転すらできない!
ボアアップ成功ですが、次はセッティング地獄が待ち受けているみたいです。
つづく
追記201905.15
ボアアップして5000キロを超えました。オイル漏れや焼きつきなど目立ったトラブルはありません。高速を走ったり無理な走行もしているのですが壊れる様子はなさそうです。ただ一つ問題があって、オイルの減りが早い。レベルゲージめいっぱいにオイル入れても1000キロくらいでゲージが半分以下になってしまいます。継ぎ足せば問題ないとは思いますが、リングが減っているのでしょう。この感じだと1万キロもてばいいかな~って感じですね。
お酒をやめようと思う だけ
お酒をやめようと思う だけ
いきなりですが、私は晩酌が日課です。
仕事から帰って、シャワーを浴びたらまず缶ビールを開けます。
本当は仕事から帰ったらすぐにビールを開けたいのですが、酔うとものすごく風呂に入りたくなくなるので、気持ちに鞭打ってすぐにシャワーを浴びるようにはしています。
飲むものやおつまみにはこだわりません。
ビールとは言いましたが別にウイスキーでもワインでも焼酎でも問題ない。つまみだって美味しいに越したことはありませんが、適当な漬物でもあればそれで充分です。
ぞれでもって自分は酒に弱い人間なので、350の缶ビールをひとつ空けたらもういい具合に酔います。2本空けたらぼーっとしてきます。3本空けたらベッドにバタンキューです。
つまり、そのくらいお酒に弱い。しかも酔うと記憶があいまいになる体質なのです。
仕事から帰ったらすぐさま酒を飲み始めて、そのまま寝たとしましょう。
飲んでいる間の記憶が薄いとすると、実感としては
仕事→帰宅→就寝→朝→仕事
という感覚になり、仕事と睡眠の2つしかない生活になります。
実際にはお酒を飲みながらTVを見たりTwitterをいじったりして何かしらはしているのですが、酔ったせいで記憶がすっとんで何もしていないのと同じになるのです。
これだと、精神的にかなりきつい。
平日夜の空いた時間にブログを書くなり読むなり、何か生産的なこと。何かと関われることをしないと精神的なひきこもりになってしまいます。そうなると気持ちも塞ぎがちになるし、自分が嫌になってきます。
そんなことを思いながら、今日も帰ったら缶ビールを空けた自分でした。
いまはまだ1本目だから、大丈夫なはず……!
マフラーの穴あき補修にオートウエルドを使う
古いバイクなんかに乗ってると、錆との戦いはつきものですが、マフラーの錆なんかはその中でも厄介なものに入るのではないでしょうか。
高温になる部分なのでそもそも錆びやすいし、再塗装の選択肢も耐熱用の塗料を使わないといけないので少なくなると思います。
錆で穴が開いたりすれば排気音はうるさくなるし、セッティングも出なくなります。
今回はそんなマフラーの穴あきについて。
車種はまたラクーンです。
使用するのはオートウエルド
隆成コミュニティ J-Bウエルド オートウェルド 超強力接着剤 AW-20Z 26.8g×2
溶接並みの強度!と言われる接着剤です。
耐熱は300℃ということでそこそこ。
で、こちらはボロのマフラー
分かりにくいですが真ん中のボコボコに穴が開いています。
既に穴の周りをヤスリで塗装は落してあります。
オートウエルドは白と黒の2つの液体を混ぜて接着剤として使用します。こんな風にグレーになったらOK。
使い捨てで養生テープの上で混ぜると処理も楽です。
思いっきり塗りたくりました。
多分大丈夫。
オートウエルドの難点として硬化に時間がかかるというのがあります。
とりあえず一晩放置しました。
一晩経てばもう固くなります。完全に固まるまでは24時間かかるらしいのですが、待つのが面倒なので半日したらその上に耐熱塗装してしまいます。
もう半日してもう一回塗装を重ねたら、だいたい十分。
エンジンをかけてみると排気音が違います。このバイクこんな静かなんだっけ??!ってくらい。
マフラーの排気漏れがなくなってトルクも増した感じがします。
実はこのオートウエルド補修。前にも一度試しているのですが、その部分も確認してみた所異常なし(新しいところに穴が開いた;;)そちらはまだ直して2か月程ですが、十分使えますね!!
これならツーリングいけるな~~!
追記20190505
補修から1年経ちませんがオートウエルドが剥がれてきました。
内側から浮き上がってきてるというか、おそらく熱と錆の影響だと思います。爪で剥がすと簡単に取れる。
やっぱり仮の補修程度の効果しかないと考えた方が良さそう。
AD02 ラクーン NS50Fキャブ
うちのラクーンにはPE24がついているのですが、どうもセッティングがきっちり決まりません。
この記事以来、ずっとセッティングに悩まされてきました。下に合わせてセッティングすると上が合わないし、上に合わせると今度は下が……と、かな~りシビアなのです。
それと問題はまだあって、PE24を取り付けるとキャブとフレームが干渉寸前になるのです。これだとエアクリを取り付ける隙間もなく、結果茶こしみたいなフィルタしかつけられなくなります。
すると天候の影響を受けやすくなり、さらにセッティングが出しにくくなるという問題だらけ!
そんな訳で、ラクーンのインマニにポン付けできるns系のキャブを購入。安かったのでNS50Fのものです。3000円!
左がラクーン。右がNS50f
穴の大きさが随分違いますね。あとスロットルバルブの直径もNS50Fの方が大きいです。
ラクーンのキャブが小径なだけなら、ヤスリで無理矢理広げれば良かったのですがそうもいかず。ラクーンキャブってSJがないんですよ。つまりエアスクリューの調整の範囲を超えてしまうとセッティングが出せない!!
~~で、早速取付け。MJ115、SJ40から初めて最終的にはMJ100、SJ40に落ち着きました。
乗り味としては、だいぶマイルドになったかなという印象。
正直、セッティングが出たPE24の方が明らかにパワーがあります。でもこれなら全域でセッティングが出るんです!ツーリングなんかだとやっぱり乗りやすさが重要ですし……そんなに飛ばす人でもないですから、これで十分。
もう少し涼しくなったらツーリングに行こう。