おぼえがき

バイク好きが高じてちょっとしたバイク屋みたいなことをはじめました。ネット専門ですがよろしくお願いします!【ジモティー】 https://jmty.jp/profiles/53154b50af8d3510bd00016b

燃料警告灯をLED化する

 


発端はズーマーの燃料警告灯。

フューエルメーターがないズーマー。じゃあ何で燃料を確認するかと言うと、燃料警告灯というものがついています。

残り1リットルくらいになると光るやつですね。車で言うガソリンランプです。

 

f:id:kamaboko13:20211124155014j:plain

で、これがそのセンサー。腐ったガソリンに浸かっていたのでいたのできったないですね…。

仕組みとしては、配線の先端にサーミスタがついているだけ。

サーミスタというのは水温計なんかでもよく使われる部品で、温度の変化で抵抗値が変化します。その抵抗値を読み取って出力するのが温度計になります。

 

そして今回はその逆の作用を使います。サーミスタに直接電気を流す。するとサーミスタが発熱し、抵抗値が減少する。抵抗値が減少したことで電圧が上がり、つながっている電球が点灯する。これが燃料警告灯です。

ガソリンが浸かっている間はサーミスタが冷やされるので電気を流しても抵抗値は下がりません。ガソリンがなくなりサーミスタが発熱できるようになると抵抗値が減少、電球が光るという訳です。

 

最初この仕組みを知ったとき目からウロコでした。サーミスタと言えば温度計というイメージしかなかったのですが、逆に電気を流してレベルセンサーにできるのか!!と。

裏を返せば燃料警告灯はガソリンの温度も測れるという訳です(意味はない)

 

とりあえず動作実験してみましょう。

f:id:kamaboko13:20211124161131j:plain

ごちゃごちゃしてわかりにくいですが

 

12V――サーミスタ――電球――GND で繋がっています。

 

バッテリーを繋いでしばらくは電気が点きませんが、10秒くらいすると

f:id:kamaboko13:20211124161146j:plain

点きました!単純な構造だ~~!

 

 

で!ここから本題。

燃料警告灯をLEDにしたい!という場合、この電球をLEDに換えただけではダメです。

LEDは少ない電圧で光ってしまうので、サーミスタを繋いでもそのままLEDが点灯してしまうのです。

どうしたらいいんだ……そりゃマイコンでも使えばできるだろうけど、こんな事にいちいち使いたくはない。ネットで記事を探していると。

 

qtype.blog114.fc2.com

先人がいました!どうやらリレーを電球代わりに入れてあげればLED化できるみたい。

なるほどな~~確かにその通り。

 

で、リレーですがそんなの手元にない……買いに行くのも面倒と思っていたら

f:id:kamaboko13:20211124161445j:plain

 

ありました!!ズーマーのメインリレーです。

ECUレス化にともない使っていなかったのですが、ここでさっそく日の目を見ることになるとは

 

配線としては 緑/白と赤/緑(リレーから縦に出ている端子)がコイル側

赤/黒と赤(リレーから横に出ている端子)が可動接点側 です。

 

で、試したのがこちら

f:id:kamaboko13:20211124163000j:plain

おおっできた!!!

 

電気を流してしばらくすると、カチッっという音とともにリレーが作動。LEDが点灯します。

 

12V――サーミスタ――リレー(コイルの方)――GND

12V――リレー(可動接点)――LED――GND

 

ですね。

 キジマ(Kijima) インジケーターランプLED 12V 汎用 レッド 217-6037

 

 

 

 

 

まあ、そもそもズーマーの燃料警告灯はLEDなのでこんなことをする必要性はないのですが。お勉強の一つという事で……!