V125 セルモーターの交換
先日アクセルワイヤーが切れてしばらく動かせていなかったアドレス。ワイヤーを交換して久しぶりに動かそうとすると
キュ~~キュキュガキン!!キュ~~キュキュガキン!!
えっセルがまともに動かない!!
なんとか回ってはいるもののエンジンがかかるほどの勢いは無し。
症状としてはバッテリーが弱っている感じだったので「寒いししばらく動かしてなかったのが悪かったのか~~??」と思いバッテリーを充電。しかし症状は変わらず。半年前に交換したとはいえ中華の安バッテリー。はずれを引いたか?と思いVT250のバッテリーをとりあえず繋いでみるも症状は変わらず。
スターターリレーの不調の時はカチンとリレーの音だけがするのは経験済みなので、あと考えられるのはセル??確かに前からセルが空回りしたりする症状はあったから、そろそろかな~とは思っていたけれど。
思いのほかセルの取り外しは簡単でした。
下側の2本のボルトと配線を取り外すだけ。引き抜くときも固着しているかなと思ったのですが手ですんなりと抜けました。
ネットでセルモーターを探す。社外品で結構安くありますね。さすがアドレス、部品には困りません。
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比較。ほとんどおんなじ風に見えます。
ちなみに不良のセルと回した時の手ごたえを比べても特に
変わりありませんでした。
そして取り付け!!念のためシール部とギアにグリスを塗りました。
で、セル始動したらすんなりかかりました。
やはりボアアップとデコンプなしにしたのがセルにだいぶ負担をかけていたんだと思います。
めでたしめでたし。
V125 爆音マフラー消音計画 バッフルとインナーサイレンサー
マフラーって多少うるさいくらいでいいんですけど、通勤時間が1時間に増えてから乗っている自分でも耳が痛くなってきて大変ストレス。
だからといってマフラーを新調するのももったいないし、捨てるのももったいないのでどうにかしようと思います。
まず試したのがバッフルの交換
これです
デイトナ サイレンサーバッフル 57mm スタンダードタイプ 78922
出口の直径としては1~2㎜くらいしか変わらなかったのでホントに効果あるの??なんて思いましたが、思いのほか効果がありました。
うるさいことには変わりないんですが耳が痛くなるほどではないというか、前の音を100とした場合に97くらいになったかなという感じ。
これでもいいかなと思ったのですが、も~~少し静かにしたい!という訳で家の中を物色したところこんなのが出てきました
デイトナ バイク用 インナーサイレンサー φ35×φ32×200mm 排気干渉消音タイプ 96255
前にラクーン用に買ったのですが結局使われずしまわれていたものです。
インナーサイレンサーの方が一回り小さいのでマフラーの中に入ります。
固定のためにバッフルに6.5㎜の穴をあけてそこにインナーサイレンサーを接続します。
ごめんなさい付けた後の画像しかありません。
マフラー先端の角度が45度くらいズレているため、そこに無理やり入れるためハンマーでブチ込んだらもう抜きようがなくなってしまいました。
さてさて、バッフル+インナーサイレンサーの実力はいかに、、、!!
あんまり変わりませんでした。
音は小さくなった、、、かな??くらいのものです。ですが今まで排気が抜けすぎていたのがインナーサイレンサーで吸排気のバランスがとれて中低速がトルクアップしました。最高速は変わらない感じなので思わぬメリットです。
とりあえず前よりは静かになったので良しとします。
V125S 防寒対策にサイドバイザー取り付け
気づけば12月。夜勤の1時間の通勤になってから寒さが体に堪えます。
フロントスクリーンにハンドルカバーも付けているアドレスですがそれでも寒い。なのでさらなる防寒対策にサイドバイザーを付けることにしました。
ネットで探して一番面積の広そうだった旭風防のサイドバイザー。
開封してみると確かにいい感じ!!
どんなふうに取り付けるのか疑問だったのですが、カウルのビスを外してスペーサーかましてバイザーを付けるって感じでした。めっちゃ楽。
取り付けたのがこんな感じ!いいですね~~。すこ~しサイズが合わなくてねじを締めるときギシギシいう感じでしたがまあ問題はないレベル。
あと、付属で両面テープがついていたのですが微妙な誤差??で浮いてしまい意味なしでした。まあ両面テープで止まってるわけではないのでよしとします。
旭風防 サイドバイザー [アドレスV125S] [品番] AD-12 スクリーン
乗ってみた感想
膝から下の風をほとんどカットしてくれます!前はズボンの裾がバタバタしていたのがなくなる感じです。ただ完全に風がなくなるといくわけでもなく、ふくらはぎの後ろにそよ風が吹く感覚はあります。長距離走るとそこから冷えてきます。あと膝から下の風がなくなった結果、膝から上(ハンドルとカウルの隙間)から吹く風がすごく気になってしまいます。
とりあえず冬もなんとか乗りきれそうです。
6vモンキー ポイント回路
6vモンキーのポイント周りを見る機会があったのですが、ポイント車をいじるのは初。
いい機会だったので仕組み?みたいなのをまとめてみようと思います。
まず、点火コイル(エキサイタコイル)から発電された電気(12vくらいと書きましたがもう少し電圧は高いと思う)がイグニッションコイルの+線と繋がっています。この状態で電気の流れを止めるとコイルのよくわからん作用でプラグから火花が飛ぶというものみたいです。
なので一番簡単に点火の確認をしたい場合にはIGコイルの+線と12vバッテリーをつないでアースをし、12vの配線を繋いだり外したりバチバチさせるとプラグから火が飛びます。
モンキーの点火回路は上の感じ。
点火コイルから発電された電気がポイントで通電したりしなかったりさせられることで点火します。コンデンサはポイントの接点保護のためらしいです。無いとポイントから火花が飛んで接点がすぐに荒れてしまうみたいです。
ネットで見ているとコンデンサの劣化で原因不明の不調が治った!なんて記事を見るので古い車体は変えてみると安心ですね。それと、コンデンサの交換ははんだ付けをし直す必要があるので少し面倒です。しょぼいはんだごてだと溶けないこともあるので配線ごと切りなおして組み直す覚悟もしておいた方がいいでしょう。
上の理由でこのタイプのモンキーはバッテリーなんかなくてもエンジンがかかります。たのもしいですね。
そしてポイントの接点を動かすのがフライホイールの内側についているカム。これにポイントのヒールが押し上げられることで接点が離れる仕組み。
あと、ポイントの調整について、いろいろなサイトをみているとタイミングライトで調整、というのをよく見ますがそんなもんない!6v電球の明暗で判断する方法もあるらしいけどバッテリーが上がってるからできない!じゃあテスターをポイントの接点につないだら?と思ってつないでみるも、点火はするのにテスターの抵抗値は変化なし!!
こうなったらフィーリングでやるしかない!ケッチンがひどければ点火時期を遅らせる感じで、たま~にケッチンするくらいでちょうどいいんじゃないかと思います。
結果としてはポイントの切り欠きとジェネレーター側の切り欠きが合わさる位置でだいたい合うみたいです。
ポイントを合わせるときの注意は、カムにポイントが押し上げられてないときに調整してあげる必要があります。フライホイールのTマークが下に来た時に調整しましょう。
と、気を付けるのはこのくらいでしょうか。本当におぼえがきでした。
V125 シリンダーヘッドカバーのねじをなめた
腰上を組み上げてカバーを締めようとしたところボルトが空回り。
やってしまった~~!!って感じなのですがこんなことでシリンダーヘッドを買いなおすのはもったいない。
それで、ボルトをよくよく見るとこれM7のボルトなんですよね。
なんでそんな中途半端なサイズを使うの??
しかし今回は好都合。M7ならワンサイズボルト穴を大きくしてM8でタップがけしてあげれば直せそう。
リンクのこんないいやつを買わなくてもホムセンなんかでもM8ならタップは置いてあるはず。
ヘッドはアルミなので作業は結構楽。15分ほどで作業完了です。わくわくしながらボルトを入れてみる!!
……だいぶガタガタしてる。抜けない程度にはなってますが何回もボルトを入れ替えたりするとすぐ駄目になりそうな感じです。
それなら!ってことで手持ちのスタッドボルト(ラクーンのマフラー用に買ってあった)を挿入。これならねじ山に直接ダメージがいかないので安心ですね。
サイズが合ってないのは不格好ですが普通にトルクはかけられます。
エンジンかけて問題ないのを確認。
ほんと、ボルトのトルク管理は重要です。自分はしょっちゅうなめてばっかりなので。
XL200 ピストンリング交換
前々からオイルの減りが早いとは思っていたので腰上をばらします。
本当は丸々一式交換したかったのですが部品が見つからず、かろうじてピストンリングだけ純正が出たので交換します。
いきなりですがばらした後!
35年もののガスケットははがすのに一苦労です。
ピストンは比較的綺麗。リングは新品と比較してだいぶへたっている印象でしたがそんなに問題はなさそう。あれ?
問題なのがシリンダー。かなり長期間放置されていた車体なのか、リングの跡のようなものができています。交換したいけど部品がない~~!!仕方ないので800番でクロスハッチみたいなものをかけます。気休め。
それと左上にOリングが付くのを忘れないように。こちらは純正部品が出ます。
ヘッドもきたない!カスをカッターで削り落としてヤスリをかけます。
そして組付けていくのですが、ヘッドガスケットのベースは純正が出るのですがメタルの方は廃盤!自分はヤフオクで奇跡的にガスケットを買うことができましたが、無い場合は自分でつくらなければいけません。
ここで注意なのがカムチェーン。
縦型エンジンなのでケースの中に落とすと取れなくなります。必ず針金等でつるしておきましょう。
ヘッドカバーは純正で液体ガスケット指定です。
組付ける際にデコンプの突起の位置をよく見てつけないとバルブが押しっぱなしの状態になってしまうので注意です。
そして完成!あとはタペット調整もします。
フライホイール側の点検穴を外して、見にくいですが合わせマークの位置で調整します。
サービスマニュアルによれば
IN、EX共に0.5㎜+-0.2㎜です。
最後に一応キックを回してみて、スムーズに回るかどうか確認しましょう。
XLの腰上、FTRなんかのガスケットやシリンダーが使えそうな気がするんだけど未確認です。詳しい人情報提供いただければ幸いです。
XL200 クラッチ交換
古い車体なのでクラッチもだいぶへたっているかなと思い、重い腰を上げます。
腰上も一緒にばらす予定なのでエンジンごとおろします。
さすがに重い。
カバーを外すとこんな感じです。
クラッチの右側についているのがオイルフィルターローター。
これをばらさないとクラッチは外せません。ここにもガスケットが使われているのでクラッチを開ける際には交換する必要があります。ガスケットなんかは部品がまだ出るのがありがたいです。
クラッチとオイルフィルターにはロックナットが使われています。カブのクラッチなんかに使われるあのロックナットと一緒。
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そしてこのクラッチ、なんとNSR50と同じクラッチ板が使われています。なのでクラッチは変え放題です。てことはNSRにXLのクラッチ一式が流用できるかも?ただしXLは5枚クラッチなので注文する枚数を間違えないように注意です。
このロックナットを外す際の回り止めとしてまた特殊工具が必要になります。
これもNSR用のでOK。
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そしてややこしいのはこのシフトスピンドルの取り付け。シフトプレートの横にあるクランクケースの突起にスピンドルのバネを挟んで固定しないとシフトがスカスカになってギアチェンジできません。ケースをよく見るとバネのあった部分だけ削れているのでそこに合わせて固定しましょう。ケースを締める前にちゃんとシフトできるか確認した方が良いです。これで自分は一度組み直す羽目になりました。
キックシャフトはポンチマークがあるのでこれに合わせます。適当につけてしまうとキックがひっかからなくてまた組み直す羽目に。
最後に、ケースを付ける際、画像はないですがクラッチケーブルを取り付ける部分(パーツリストで言うクラッチレバー、名前がややこしい)の窪みをクラッチリフターロッド
の突起と合わせた位置にして組付けて完成です。
適当にばらしてなんとなーく作業してると失敗する部分が多いので気を付けましょう。
自分は3回くらい組み直す羽目になったよ……。