ヤマハ 2stギア 60ccボアアップ
どうも最高速が50キロくらいしか出ないギア、腰上がへたってると見て腰上分解ついでにボアアップしました。
作業中の画像はありませんが取り付ける際面倒だったのは
・取り外す部品が多い
→両脇とシート下ののカウルにバッテリー、ガソリンタンクまで外さないといけない
・シリンダーのスタッドボルトが正方形の形に立っているのでヘッドを違う向きに組み立てかねない
→自分は一度ヘッドを90°逆に付けました。付くことは付くのですがシリンダーのカバーがはまりません。幸い組み上げてエンジンはかけていなかったのでそのまま組み直しました。一度潰してしまったガスケットの漏れが心配ですが今のところ大丈夫です。
・YCLSのキャンセル
→ギアにはオイルポンプからのオイル消費を減らす機構がついているのですが(YCLS)
ボアアップに伴い念のためこれをキャンセルします。
このくらいでしょうか。
部品を組つける前には新品の部品にオイルを染み込ませた800番のペーパーで軽くアタリをつけました。焼き付き防止にはなるはず。
画像は新旧シリンダーの比較です
右が59.5cc、左がノーマル49ccです。
肉厚は十分余裕がありそうです。さらに排気量の多いボアアップキットも販売されていますが、ネットの情報を見る限りヘッドも大きいものにする必要があるとのことで今回はそのまま付けられる59.5ccを選びました。
こちら調子の悪かった旧シリンダー
わりと縦キズありますが…そんなにひどくはなさそうです。ピストンも同じようなキズ具合だったのでおそらくピストンリングの磨耗か?外した部品は予備としてストックしておきます。
・メインジェット
メインジェットはTK丸型大というサイズ。
手持ちに無かったのでこれも購入しました。
・YCLSのキャンセル
オイルポンプから伸びるホースに繋がっているこの部品
ここにcdiから信号が送られてソレノイドが上下、オイルをカットする仕様です。
配線を抜くだけでもキャンセルできるみたいですが、せっかくなのでオイルポンプから直でキャブへ繋げてあげました。
こみ入ってて上手いこと写真が撮れません。
オイルの消費が増えた事で白煙は出ますが、それも2stの良さということで。
・走行してみて
出足の加速が良くなりました。ちょっと遅い125スクーターに乗ってるくらいの感覚で乗れます。
最高速は60ちょい。駆動系はノーマルなのでハイスピードプーリーを入れればもう少し伸ばせるか。そもそもボアアップしても最高速はそこまで伸ばせるものではないのでこんなもんでしょう。
60までの加速はスムーズです。安全運転なら問題なし!
登録も原付二種になるので面倒な二段階右折等は不要です。
・ほかセッティング等
SJ変更なし
NJ変更なし
MJ115
プラグ8番
パワーフィルター取付
ノーマルマフラー