AF27 スーパーディオ 異音からのピストン交換
先日会社で「いらない原付がある」と聞いて引き取ってみればそこにいたのは懐かしのAF27スーパーDioでした。
2st50特有の車体の軽さとパワーで乗っていてとても気持ちいい。
まだバイクいじりをやりはじめたくらいに乗っていたので思い出深いバイクです。確かCD50と入れ替えくらいで売ってしまった気がする。
で、乗ってみるとエンジンはかかるものの異音がする。
40を超えたあたりから「ピャ~~ピャピャピャビビビビ」みたいな今にも壊れそうな音がします。ガラガラいう感じはないのでおそらくピストン周りがヘタってる音でしょう。
前にAF27に乗っていた時はピストン交換なんて大がかりすぎて無理!でしたがあれから随分と時が経って今では「2st50で空冷ならすぐ終わるよ~」くらいの気持ちで整備できるくらいには成長しました。
早速バラしたのがこちら。だいぶピストンリングが抜けているのかスカートの下の方まで真っ黒です。シリンダーは綺麗です。交換不要。
後で新品のリングと比較しましたが張り具合が全く違いました。
で、組み上げました。
今回はピストンのみ購入。値段もすごく安くて助かります。
ただ気を付けたいのが商品の当たりはずれ。自分は何も問題なく作業できましたがレビューを見る限りサイズ違いの物が送られてくることもあるみたいです。
で、念のためピストンとピストンリングを2stオイルを垂らした800番で軽くさらっておきます。ピストンの角はなめらかに。表面は摺動面に対して斜めにヤスリ掛けしました。
順番前後しますがこれはガスケットを剥がしている時の写真。
古くて随分と固着しているのでガスケットリムーバーとカッター、マイナスドライバーを駆使してなんとか剥がします。最後にガスケットに当たる面を800番くらいのヤスリで磨いて完成です。