中華バギーの直進安定性を改善する
中古で買ってきてコツコツレストアしていた中華バギー。
エンジンも載せ替えたし配線も引き直した。ちゃんと動く!
けれどもなかなか良くならない問題が一つ。
直進安定性です。
ネットでバギーについて調べてみるとよく見るのが「逆キングピン」ですがうちのはローダウン仕様ではなく普通のバギー。キングピンの仮想軸とタイヤの中心は目測ではありますが合っています。
タイヤを手で回してみても特に気になるブレはありません。
フレームのガタも目立つところは調整した。
けれど真っ直ぐ走らない。30キロくらいで必死にハンドルを抑え込んで走っていた状況です。
1.フロントサスペンション
「バギーは体重移動で曲がる」という記事を目にしました。考えてみるとうちのバギーに入れている中華サスは本当にふにゃふにゃ。ステップに跨って体重移動させるといとも簡単に底つきします。
もしかしたらこのせいで些細な体重移動に反応して安定しないのか??と思いヤフオクでそれなりに固そうなサスを購入。
走行してみると、かなり変わりました!!安定感が違う!これで40は出せるかな?といった具合です。
改善はしましたが実用としてはまだ足りません。
2.トー角
ネットでトー角について調べていると、トーインだと直進安定性が向上する。という記事にたどり着きました。
純正でもトーインが基本だそうです。ここも自分は勘違いしており、「タイヤはまっすぐ転がるんだから真っすぐな方がいい!」と思っていたものですからトー角は0にしていたのです。
そこで目でわかるくらいにトーインさせてみることに。
良くなった……かな??少しトーインさせたくらいだとなんとも判別しがたいくらいの感覚しかありませんでした。
3.キャンバー角
キャンバー角と言えば街でよく見る鬼キャン(正面から見てタイヤがハの字)
がありますが、これを真似してバギーも精いっぱい鬼にしていました。
しかし調べていると「昔の車は精度が悪く、直進安定性を確保するためキャンバー角をポジティブにしていた。」というような記事を発見。(ほかにもステアリングを軽くするといった効果もあるらしい)
バギーの精度でいったら100年前の自動車よりもひどいのではないか??と思いめいいっぱいポジティブに。
↑タイヤの横にある青いボルトでキャンバー角を調整します。これだとポジティブ(Vの字)。
すると、今までの苦労がなんだったのかと言うくらいに直進安定性が向上しました。
慣れれば60オーバーで走ることも可能です。キャンバー角恐るべし!!
購入から1年、ようやくまともに走るようになった中華バギー。
まだ不安定なステアリングであることには変わりないですが、今度はタイヤの細足化と、タイヤバランスの調整でどれほど効果があるのか、そのうち試してみようと思います。